参加プログラム: ベトナムSDGs ~多様な背景を持つ子どもたちへの支援~ハイブリッド研修(オンライン+実地研修)
国名・地域: ベトナム
学生:(参加当時の学年)
チーム名:High²
神戸大学 3年生 青井 空さん
神戸大学 1年生 亀井 樂さん
神戸大学 3年生 美齊津 七萌さん
OPEN大学 3年生 Tran Le Thyさん
OPEN大学 3年生 Khuu Thi Hong Trangさん
<参加期間:2025年8月12日―9月4日 約1か月間 うち実地研修1日>
ハイブリッド(オンライン+実地研修)で行うベトナムSDGsプログラムに参加いただいた「High²」チームの皆さん。
日本・ベトナムをオンラインで繋ぎ、「多様な背景を持つ子どもたちを幸せにする!!」というミッションの下、1か月間活動しました。
ベトナム孤児院・日本の放課後等デイサービスの施設長評価+参加学生の投票数で選出される「ベスト支援賞」を受賞され、世界の子どもたちを幸せにする最も効果的なアクティビティを実施したチームとなりました!
研修終了後の体験談アンケートにて振り返っていただきました。
◆プログラムに参加した理由・目的は?
・実際に渡航する留学を考えていたが、金銭的に難しく、どうしようかと思っていた時にこのプログラムを見つけ、それほど高額でない金額で外国人学生と一緒にプロジェクトが出来ることに大きな魅力を感じた。また、一緒に活動するベトナム人学生と英語でコミュニケーションをとることも、英語を使う機会が欲しいと考えていた自分にとってぴったりだと感じた。SDGsにも以前から興味があったが、具体的な行動はとれていなかった為、このプログラムをきっかけにしたいと思い、参加した。
・こども支援のボランティアに参加しており、その経験が活かせる機会であると考えたため。また検討した他のプロジェクトは観光メインだったのに対し、最も密に海外の学生と関われる内容であると考えたため。
・最大の理由はオンライン実施であること。海外に行く事はとても好きで今まで9ヵ国バックパックしている。予定をきっちり立てず現地で気になった事をやるスタイルが好きで、大学プログラムで渡航するのは少し躊躇していた。第二の理由は、子ども教育学科に所属しており、海外の教育観や児童の様子に触れる機会は今後のためになると思い参加した。
◆プログラムの中で大変だったこと・頑張ったことはどんなことですか?
・実地研修で使用する道具の準備や調達
・先輩たちに自分の意見を話し、特に反対意見を伝えるには勇気が必要で、慣れるまでは大変だった。
・アクティビティ内容を決定するまでが1番大変だった。意見が食い違う中で少し雰囲気が暗くなる瞬間もあった。その意見の違いを分かりやすくベトナム人学生にその都度伝える必要があった。オンライン上で信頼関係を築くこと、相手の心情を読み取ることの難しさを痛感した。
・日本語で話していると日本人メンバーだけで話が進んでしまう中、ベトナム人学生の様子を確認し全員で話が出来るように、また、全員の意見が入った案になるように心がけた。
・全員の考えや意見がチーム全員に伝播されているかどうかを意識し、またそれぞれの意見を決定事項に少しでも反映させられるよう頑張った。結果的には「気を遣いすぎ」というフィードバックをもらい、今後はその意見を取り入れる姿勢、自分の意見に自信を持って表明する姿勢、双方のバランスをとることを意識したい。
◆プログラム全体を通してのコメント
・プログラム自体は総じて良かった。短期集中で、新たに学ぶことが多かったと感じる。
・子どもたちと実際に関わるのが本当に楽しく、実地研修の達成感が大きかった。
・楽しさだけでなく自己分析ができる。
・伸ばしたいスキルを事前に設定し、意識しながらチーム活動を進めることで自分の成長を実感できた。
・ベトナム人学生と一緒にミーティングをする機会はとても貴重だった
・各種講座の中でももちろん学びはあったが、最も成長できたのはチームミーティングや実地研修だと感じた。
・チーム活動の満足度はとても高い。
◆賞をとった感想コメントをお願いします。
Beautiful smile賞とベスト支援賞をいただき、メンバー全員とても嬉しく思っています。私たちのアクティビティは前例のない創作メインの内容だったため、当日の様子を予測することが難しく、実際にトラブルもありましたが、他チームの学生やLCEの方々のサポートや助言のおかげで何とか形になりました。本当に感謝しています。
私たちのチームはアクティビティの内容が中々定まらず、かつ言語の壁もありメンバーの間に焦りが生まれることもありましたが、ベトナム人学生の陽気さと優しさに何度も助けられました。関西弁でLINEを送ってくれたり、ミーティングで髭のエフェクトをつけて参加したりしてくれたことで笑いが生まれ、チーム全体が和やかな雰囲気になりました。
海外の学生とオンラインでここまで深い議論を行い、企画から実行まで担えたことは、貴重な経験でした。何より子どもたちの楽しそうな様子を見られたときの達成感が大きく、忘れられない思い出にもなりました。今回の経験をチームとしての学びと個人の成長の両面から振り返り、今後の活動に活かしたいと考えています。改めて、このような機会を設けてくださりありがとうございました。